リンゴと洋梨の時間

リンゴと洋梨の時間

第十一回 リンゴと洋梨の時間 京都に行くとかなりの頻度でお邪魔するのが、 寺町二条のバー〈カルバドール〉。 名前の通りカルバドスがある店です。 あるといっても、その数は尋常ではありません。 世界のカルバドスファンがわざわ …

あのカウンターがたまらない

あのカウンターがたまらない

第十回 あのカウンターがたまらない カウンターのある店が好きなんです。 カウンターの奥の小さなスペースで店主が コーヒーを淹れたり、お酒をつくったり、料理をしたり。 小さな劇場にいるような感じが好きなんです。 しかも、狭 …

名傍役のようなじゃがいも

名傍役のようなじゃがいも

第九回 それはまるであのドラマの名傍役のようなじゃがいも 二条駅の近くに大鵬という店があります。 街のカジュアルな中華屋さんとして繁盛していて、 名物のてり丼をハフハフしながら食べるのも楽しいのですが、 じつはBRUTU …

第八回 昼と夜がある街

第八回 昼と夜がある街

第八回 昼と夜がある街 「きょうの漬物」はとてもいい本です。 著者は京都の台所といわれる錦市場の漬物屋「高倉屋」の店員さん・濱田千香さん。 二十四節気ごとに旬の漬物を紹介している本なのですが、茅の輪くぐりや大文字焼きなど …

第七回 洗濯物にこぬか雨

第七回 洗濯物にこぬか雨

第七回 洗濯物にこぬか雨 日本を代表する女性シンガーソングライターのお二人です。 二人はザ・ライバルとしてしばしば対比されてきました。 ユーミンはシティガールのポップな恋愛を描き、 中島みゆきは捨てられる女の恨み節を歌う …

鴨川でなぜか亀のことを考える

鴨川でなぜか亀のことを考える

第六回 鴨川でなぜか亀のことを考える 鴨川の流れを見ていると 京都にやってきたって気分になります。 夏に先斗町の川床から眺める鴨川、 東海道の終点、広重の浮世絵にも描かれた 三条大橋から夜に眺める鴨川、 どちらも魅力的な …

第五回 本の並べ方を考える

第五回 本の並べ方を考える

第五回 本の並べ方を考える 京都にいくと時々堀部篤史さんと飲みに行きます。 なぜなら、堀部さんは知る人ぞ知る京都のちょっといい店をいろいろ知っているから。 堀部さんは河原町と丸太町の交差点からちょっと奥に入ったあたりに …

第四回 夏の早起きのすすめ

第四回 夏の早起きのすすめ

第四回 夏の早起きのすすめ サン・デグジュペリの「星の王子様」を読んだ人は そこに出てくるバオバブの木の物語を記憶しているかもしれません。 この物語ではバオバブはなかなかやっかいな植物として描かれます。 根を張り巡らせつ …

第三回 流れが合流する場所

第三回 流れが合流する場所

第三回 流れが合流する場所 京都の博物館や美術館。よく、訪れます。 琳派のコレクションが多数ある細見美術館や、 お茶碗を見に楽美術館に行くのが好きです。 三条通にある京都文化博物館は、 なるほどそうきたのね、という展示が …

どう食べるか、それが問題だ

どう食べるか、それが問題だ

第二回 どう食べるか、それが問題だ 何を食べているかでその人が何者か分かると書いたのは「美味礼賛」の著者ブリア・サヴァラン。さすがに、そこまでできないまでも、やっぱり食事の仕方にはその人のキャラクターって出るもの。やはり …

第一回 気付かれないから素敵

第一回 気付かれないから素敵

第一回 気付かれないから素敵 後輩のコピーライターK君と話をした。 子育てでなにかと大変なんだそうだ。 彼自身は頑張って子供と遊んでいるつもりなのだが、彼の奥さんにしてみれば 「あなたは何も手伝ってくれない。ゼロ、全くゼ …