クロード・シャブロル『甘い罠』

クロード・シャブロル『甘い罠』

 =悲しいことに、シャルル・アズナブールが10月1日に、天国へと旅立ってしまった。数多くのシャンソンで人々を魅了したシャルルは、94歳で眠るように亡くなったという。ゴダールの『女は女である』の冒頭で流れた「のらくらもの」 …

11月 花巻蕎麦

11月 花巻蕎麦

11月 花巻蕎麦  何年か前の暮れも押し詰まった時期に、老舗の蕎麦屋でかけ蕎麦を食べた。少し離れた席に座ったきちんとした身なりの男性が、連れの女性に向かって話している。よく通る声だったから、聞こうとしなくても会話はすべて …

平安神宮の例祭「時代祭」

平安神宮の例祭「時代祭」

平安神宮の例祭「時代祭」 10月22日に行われた京都三大祭の一つ「時代祭」に参列した。 秋は京都市内の多くの神社で例祭が行われることが多いのだが、同じ日に開催される「鞍馬の火祭」は、台風21号による被災のため中止となった …

昭和の残像

昭和の残像

昭和の残像 昭和で思うのはデザインのぬくもり。 手仕事感のあるデザインが多くありました。 なんですかね、こう言うの見るとホッとしちゃうの。 デジタルで構成されている物も大好きなんですけど、絶妙なノスタルジーには心が吸い寄 …

ハイスクールララバイ

ハイスクールララバイ

ハイスクールララバイ 娘の高校生活がもう少しで終わる。 自分もだけど、高校の3年間なんて、あっっっっっっっっっっっっっと言う間だった。 この夏は大学選びに付き添って、open campusというものに数校、足を運ぶ機会に …

10:04

10:04

月の本棚 十月  10:04 「しっくりくるチャーミングでラブリーな感覚」と、fuzkueの阿久津隆さんが『読書日記』で感想を述べていた、ベン・ラーナーの『10:04』をぜひ読みたいと思い、読み始めるとたちまちその感覚に …

今を感じる日本のバンドたち。

今を感じる日本のバンドたち。

今を感じる日本のバンドたち。 最近聴いている若いバンドの音楽がどれも良く紹介したいなと思うのだけど、僕の拙い文章で伝えるよりも実際の音楽を聴いてもらった方が100倍伝わるに違いない。というわけで今回はいつもと少し違う試み …

もしかしてズレてる?

もしかしてズレてる?

もしかしてズレてる? 或る日、ギャラリーに芝生を敷いた。 私が主宰する好事家 白月は、keiokairaiの中にあるショップinショップなのだけれど、共同運営のギャラリーが併設されており、お互いが企画を持ち寄りほぼ毎月な …

予感的中率

予感的中率

“予感的中率” 友達って何人いるかなぁと考えた時、あれ?って立ち止まるほど少なかったりするけれど、そんな中、それこそ言葉のとおり老若男女、希少な仲間と数年ぶりの4人会。 仕事もバラバラなのでまず日程を決めるのが一苦労でも …

僕はこれから秋ごもり

僕はこれから秋ごもり

三十三杯目 僕はこれから秋ごもり 随分と蝉が少なかった夏にパンチを喰らわすように、台風が秋を連れてきた。店からの帰り、虫の音に耳をすましてみるけれど、ここいらではなかなか聴き取れない。 日本ではコオロギを鳴き声を聴くため …

ミルク!ミルク!ミルク!

ミルク!ミルク!ミルク!

「ミルク!ミルク!ミルク!」 「デニッシュ」。 そう聞くと、日本の人はきっと、 「バターをタップリと使ったサクサクしたパン」を思い浮かべる。 たいていは甘くて、クロワッサンみたいな生地で、 真ん中にフルーツやカスタードが …

ポルトガル*お菓子&パン天国

ポルトガル*お菓子&パン天国

ポルトガル*お菓子&パン天国 食べ残したかぼちゃ入りのライ麦パンを持参し、初めて訪れたポルトガル/リスボン。ここでも自炊をしようとキッチン付きの部屋を予約する予定だったのに、いくらでも出て来る情報に疲れ果ててたのか、間違 …

大車輪1 -永くかけるところ-

大車輪1 -永くかけるところ-

大車輪1 - 永くかけるところ -  「初版までに『惡の華』創作にかけた歳月、15年。」         (ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論-Ⅱ ボードレールのパリ』より)  「大車輪」シリーズに戻る。8月、プロロー …

第28話 勇気(後編)

第28話 勇気(後編)

蛸のサンダル 第28話 勇気(後編) 10年分ぐらいの勇気をかき集めて長年勤めた出版社を辞め、9月は1ヶ月無職の身で過ごした。仕事をせずに暮らせるほど資産家でもないので、当然また働くことにはなる。長年、版元の編集として生 …

音楽のキキカタ(その4)

音楽のキキカタ(その4)

音楽のキキカタ(その4) レコーディング技術において様々な逸話の生まれた1960-70年代のアナログレコード時代からCDへと時代が移ってくると、レコーディング技術もデジタル化が急激に進んだ。それまでは沢山の機材を組み合わ …

「棚からプレイバック」4

「棚からプレイバック」4

かわいい顔して硬派な珈琲党 『marie=madeleine』№1~4(1999~2001)  今回は、ちょっと寄り道して番外編。半分くらいは手前味噌の思い出話になることを、先にお伝えしておきます。  この連載では、基本 …

第三十回 BOBBY

第三十回 BOBBY

第三十回 BOBBY オーダー頂いた家具を納品する際、距離とスケジュールが許す範囲限り、出来るだけ全て立ち会う事にしている。もちろん、最後まで責任を持って届けるというのもあるが、それはほぼ建前で、単純に出来上がった製品を …

思い出という宝もの

思い出という宝もの

風の薔薇 5  思い出という宝もの ~あの1月の朝を忘れない~  ずっとヌーヴェル・ヴァーグのフランス人映画作家を取り上げてご紹介してきた。トリュフォー、ゴダール、ドゥミ、ロメールと続いて来たから、次はルイ・マルかなとい …

10月 芋の子汁

10月 芋の子汁

10月 芋の子汁  「芋煮会」という言葉をはじめて耳にしたのは、大学生の頃に友人を訪ねて仙台に行った時だった。実際に食べたわけではなく、ただ話に聞いただけ。芋と言われれば自動的に「ジャガイモ」を思い浮かべる道産子にとって …

京都市の姉妹都市から繋がって

京都市の姉妹都市から繋がって

京都市の姉妹都市から繋がって 2018年も残すところあと数ヶ月。酷暑と言われる中、自然災害に振り回された夏も終わり、すでに肌寒い日が訪れて始めている。 今年(2018年)は京都市とパリ市が友情盟約を結んで60周年。節目だ …