砂の言葉 ―エコラリアス―

砂の言葉 ―エコラリアス―

砂の言葉 ―エコラリアス―  今年6月公刊の『エコラリアス 言語の忘却について』(ダニエル・ヘラー=ローゼン 関口涼子訳 みすず書房)・・・すでに多くの書評があるだろう。それらを無視する形で不遜にも、自らの体験値に基づい …

音楽のキキカタ(その6)

音楽のキキカタ(その6)

音楽のキキカタ(その6) 映画「ボヘミアン・ラプソディ」。1970-80年代の時代背景とともに、当時の音楽に心酔する自分は、ラストのライブシーンで歌詞の一語一句を聴きながら自然と涙が出てきた。 音楽のキキカタと題して一番 …

棚からプレイバック6

棚からプレイバック6

アンチがいてこその人気者 『café sweets』2001年4月号「カフェの魅力は何ですか?」 『café sweets』2001年5月号「コーヒーを極める」 『Hanako WEST』 2001年6月号「京阪神ベスト …

第三十一回 ワイヤーチェア

第三十一回 ワイヤーチェア

第三十一回 ワイヤーチェア 椅子の機能で大事な要素の一つが、座り心地なのは言うまでもない。でも、自分の中でそれと同じくらい、いや、時にはそれ以上に大事な要素として「座ってない時の佇まい」というのがある。 特に、自宅のダイ …

クリスマスと13のデザート

クリスマスと13のデザート

 悲しいことに、このところ訃報が相次ぎ、気持ちもふさぐが、11月7日にフランシス・レイが亡くなったという報せが届いた。ただし、この日付は死去が判明した日であり、正確な逝去日は不明とのこと。  フランシス・レイと言えば何と …

12月 ガルビュール

12月 ガルビュール

12月 ガルビュール  たまにしか行かないのに、こちらの顔と名前をきちんと憶えていてくれている小さなレストランがある。そこはフランスの南西部の料理を得意としていて、ワインや他の酒もその地域のものを揃えている。先日、久しぶ …

気がつくなら、行動しようか。

気がつくなら、行動しようか。

気がつくなら、行動しようか。 改めて調べてみると「ボランティア」とは、他人や社会に奉仕することらしく、その「奉仕」とは見返りを求めない行動だという。その動機って人それぞれだろうし、行動したいと思った時に動けば良いだろうと …

(××)

(××)

(××) 美意識は人の原動力みたいなものだと思いますが、 「アートって難しいよね」 「アートって一部のお金持ちのためだけのものでしょう?」 って言う声はいまだ根強いですね。 そんな風潮を笑い飛ばすかの如きポップアートが出 …

僕が僕であるために

僕が僕であるために

僕が僕であるために ごく最近いつのなんだったか、上手くいかなくて悔しい思いをしたことがあった時「勉強になったなぁ」と呟いた。 「それ、先生もよく言うわ。自分らを見て勉強になるって。わたしらの方が先生に教えてもらいたいのに …

ある小さなスズメの記録

ある小さなスズメの記録

月の本棚 十一月  ある小さなスズメの記録 わたしはかつて、雀だった。当時を知るひとにはいまも、雀かもしれない。 おしゃべりだったこともあって、そんなあだ名で呼ばれた時期があったのだ。だからどこかで「スズメ」と声がすると …

受け止めてくれる服。

受け止めてくれる服。

受け止めてくれる服。 或る日、愛用していたシャツが似合わなくなった。 ええ? どういうこっちゃと、まじまじと鏡を見て愕然とする。 かつての「こんな感じの私」が、そこにはおらず、「見覚えのないシルエットの自分」がいた。 誰 …

音楽とラジオ。

音楽とラジオ。

音楽とラジオ。 今の10代はすでにCDを聴くための手段を持っていない子も多いのだという。CDプレーヤーやCDラジカセだけではないCDドライブを搭載したパソコンも無いとのこと。音楽はLINEミュージックやiTunesなどの …

居酒屋始発割烹行き

居酒屋始発割烹行き

“居酒屋始発割烹行き ” 初めて料理人の鼓太郎さんに会ったのは2年前、レストランに予約枠をいくつも持つグルメ師匠に誘われたお店で御一緒したのが始まりだった。美味しいもの大好きのきらきらオーラが眩しくて、美味しさを無邪気に …

僕にとっての紫式部

僕にとっての紫式部

三十四杯目 僕にとっての紫式部 愛らしい実をたくさんつけた紫式部の枝を見ると、秋がやって来たんだなと思う。 人の記憶はあてにならないもので、いい想い出が実はつまんなかったなんてのはよくある話。だけど、忘れた記憶のなかに、 …

旅に出る理由

旅に出る理由

「旅に出る理由」 大学進学で田舎から上京し、30年以上の時が経った。 東京。 今では完全なホームタウン。 で。 東京の何が辛いかって言うと、朝晩の通勤ラッシュだ。 ギューギューに混み合い窒息しそうな電車、ホーム、改札。 …

ポルトガル again

ポルトガル again

ポルトガル again 帰国後4ヶ月が過ぎ若干記憶が薄れているものの、ポルトガルはたのしかったのとおいしかった思い出がいっぱいで、必ず再訪を心に決めている。7月はわからないことだらけで何をするのにも時間がかかりいい勉強に …

大車輪2 綴る私・綴られる私

大車輪2 綴る私・綴られる私

大車輪2 - 綴る私と綴られる私から -  「おお詩人よ、あなたはダンテの作品をひっくり返し   サタンを上に置き、神の方へ下って行ったのだ。」                (ヴェラーレンの詩篇「シャルル・ボードレール …

音楽のキキカタ(その5)

音楽のキキカタ(その5)

音楽のキキカタ(その5) 私が演奏するアイルランドの打楽器「バウロン」。教室を始めて大分経つが、この3年ほどは代々木にあるアイリッシュパブ「An Solas」のサークル活動の一環として運営している。このバウロンサークルで …

棚からプレイバック5

棚からプレイバック5

My life is like a café? 『Hanako WEST Café』2000年 『Hanako WEST Café2』2001年 『ARIgATT』2001年4月号「カフェの可能性」 『MUTTS』200 …

第29話 SEASON2

第29話 SEASON2

蛸のサンダル 第29話 SEASON2 起業して1ヶ月がたった。これまでお世話になったいろいろな方に会い、新しい出会いもある。みなさん、ありがたいことに興味を持ってくださるので、そのたびにこれからしたい仕事と起業のあらま …