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中国正月 in チェンマイ

2月4日の朝7時、爆竹の爆音で起こされた。
そろそろ中国正月だというのは滞在しているコンドミニアムのロビーに赤い中国提灯が飾られたり街の様子でわかっていたが、あの爆音にはびっくりして飛び起きた。
ロビーでは白とピンクの蒸しパンや餅菓子などがテーブルに並べられ、スタッフは住人にふるまっていた。お昼にそれをみんなで食べたらしく、私が街をぶらぶらして帰って来たときにはすっかり片付けられていて、残念ながら私の口には入らなかった。
いやいや、3日の夕方みかん(こちらのみかんは種が多い)とゴマやピーナッツ、豆を使った中国菓子の詰め合わせをいただいたんだった。
おみやげ屋もたくさん入っているワロロット市場にも普段は売っていないものを発見したのは2日のことだった。たぶんタケノコの水煮。日本のものとは違うが、野菜市場のムアンマイにはいつもタケノコが売っている。細いタケノコを裂いたものや真ん中の柔らかそうな部分だけど束ねたものなどなどいろいろな形状のものがあり、500g70円から100円くらい。ときどき裂かれた柔らかいタケノコを買ってきんぴらを作ったり煮物やスープに入れたりしているが、ちょっと酸っぱいような独特な風味がある。これはこれでおいしいのだが、中国正月に伴って登場したタケノコは日本のタケノコを輪切りにしたようなもの(もしかしたら乾物を戻しているのかもしれない)で、数年前に業務用スーパーで買ってきんぴらを作ったらゴリゴリするメンマのようでおいしかった。しかし買えたのはそのとき一度。野菜市場でも他の市場やスーパーなどでもあまり見かけない→どうやら中国正月の料理に使われるに違いない。干しシイタケと一緒に炊いたもの3日と4日に見つけたが、普段そこにはタケノコシイタケの炊いたものはない=おせち料理ってことなんだろうか?
なかなか出会えないので5日から旅行に出かけるというのにのそのタケノコを買ってしまった。いつものタケノコよりはずっと高値で500g320円くらい。日本に比べたら激安だが、野菜の類は1キロ100円以上のものはほどんどないのでこれはかなりの高級食材。私のタイでの食材費は激安なのでちょっと奮発して500g買ってゴリゴリメンマもどきを作った。
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これがパンと食べるとおいしいのなんのって。日本でもメンマを炊いてパンと食べるのは大好きだが、ちょっとゴリゴリするこのタケノコメンマは食感が◎ バゲットやカンパーニュ、ライムギ入りのパンにもぴったりんこ♡ ちなみにパンは昨年で会ってからお気に入りのNaNaのパン。今年はほとんどNaNaパンで賄っている。
せっかく作ったが、食べるチャンスは一度だけで5日からマレーシア旅行。大事なゴリゴリメンマは冷凍庫行き。
同じく数日前に作った生で食べておいし長いんげんの和風煮物も冷凍庫行き。
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そのほか激辛で食べ切れなかったタイ料理も冷凍庫行き。
10日間のマレーシア旅行から帰って来たときにはパンだけ買えばOK。
遅めのMy中国正月がやってくる(^^♪

*まさこぱん*


著者プロフィール

月刊連載『NO BREAD NO LIFE』(まさこジャム)毎月12日公開
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渡邉まさこ(わたなべまさこ)

愛パン家(ときどきパンライター、アドバイザー、審査員。)
その昔「パンの会」主宰